【ワールドトリガー】公式ファンブック「BBF」がすごい!ネタバレ感想も
本日WJ12号発売!本編の盛り上がりから目が離せません!そして、BBF校正(ほぼ)終了記念に表紙を世界初公開!メタリックで凄く格好良いカバーなのですが、メタリック過ぎて写真が上手く撮れない…裏面、ソデにもこだわってるのでお楽しみに! pic.twitter.com/n9bhm8BlGd
— ワールドトリガー公式 (@W_Trigger_off) 2016年2月22日
現在ジャンプSQで連載中の漫画「ワールドトリガー」。過去にはアニメ化もされたのでこの作品が好きだという方も多いかと思います。
ところで、この漫画の公式ファンブックであるBBF(BORDER BRIEFING FILE)を読んだことはありますか?
このBBFはとても情報量が多くファンの間でクオリティが高すぎる!!と絶賛されています。ワートリが好きな方なら一読の価値ありです!今回はそんなBBFの面白さやネタバレ感想を紹介したいと思います。
この記事では後半にBBFのネタバレ感想が含まれています。感想だけ読みたい方は下記の目次から飛んでください。
BBFのここがすごい!
詳細すぎる各キャラクターのパラメーターや情報
BBFの最大の魅力とも言える各キャラの紹介ページ。ここでは各キャラのプロフィールや家族構成などの基本情報から、能力値を示すパラメーターやトリガー構成(使う武器)まで詳細に紹介されています。
このパラメーターではトリオン、攻撃、防御・援護、機動、技術、射程、指揮、特殊戦術の8項目でキャラの強さが評価されているのですが、この数値もちゃんと作中の描写に基づいているので、キャラ同士で比べてみたりすると沢山の発見が出来るのです!
例えば、強キャラだけど戦い方が攻撃全振り、といったキャラは攻撃力がずば抜けているけど防御援護の項目が並の隊員と同じくらいだったり、アシスト面で優秀なキャラは合計値は普通だけど援護の項目が強いキャラに引けをとっていなかったりと、「このキャラはこういう戦い方が得意なんだな」とパラメーターだけで想像することができます。
さらにすごいのが、BBF発売時点で登場していなかったキャラのプロフィールやトリガー構成まで掲載されていることです!
恐らく作中に登場していないだけで葦原先生の脳内には既に存在しているのでしょう。未登場人物・部隊でも、トリガー構成がぶっ飛んでいたり、部隊の編成が他とかなり違ったりしてかなり想像力が掻き立てられます。
そして、BBF発売時点では未登場だったキャラも何人か既に本編に登場しているのですが、「あのトリガー構成はこういう意味だったのか!!!」と納得したり答え合わせができたりするのも楽しいところです。
「知りたいデータランキング」が面白すぎる
さて、BBFには「知りたいデータランキング」というものも掲載されています。
これは読者から募った知りたいデータをグラフ化したものなのですが、各キャラのボーダー入隊時期や通っている学校、さらにはモテるキャラグラフ(モテるモテない、モテたいモテなくていいで分類)や成績グラフなど、読者の想像を掻き立てる情報が詰まっています。
例えば入隊時期のグラフを見れば、「過去にあったあの部隊はいつ頃結成されたのだろう?」と考察することもできるし、「この部隊のメンバーはほとんど同時期に入隊したんだなあ」などそれぞれのキャラのバックグラウンドまで知ることができます。モテるキャラグラフでは「モテたい・別にモテなくていい」の項目の位置によってかなり性格が出ているので面白いですw
そうやってグラフを眺めていると作中キャラの関係性や普段の生活などを垣間見ることができて、世界観が広がるのも楽しい部分です。
読者からの303問の質問への回答
BBFにはファンブック恒例?の質問コーナーもあるのですが、ここでもなんと303問もの質問に先生自ら答えてくださっています。
各キャラについての質問はもちろん、トリオンやトリガーへの質問やボーダーに関する質問にも答えていて、この質問を読んでいるだけでも世界観を広げることができるのです!
トリオンやトリガーの質問を読んでおくことで作中の描写を理解することへの手助けにもなるし、コミックスのカバー裏で触れられたキャラの情報もここで拾っていてくれたりと、ワートリ読者からかなり重宝される内容になっています。さらに、質問コーナーだけでしか触れていなかったことが後に本編で触れられて、「そういえばあの時BBFで読んだ内容だ・・・!!」なんていうことも。
このようにBBFはワートリ読者ならかなり楽しめる内容になっています。葦原先生もあとがきで「読者の皆さんの愉快な空想の助けになれば」とおっしゃっていたのですが、本当に空想するのに十分すぎる内容です。気になった方は一度手にとって読んでみることをお勧めします!
以下ネタバレ
BBF ネタバレ感想
さて、既にBBFを読んだ私からネタバレ込みの感想を紹介していきたいと思います。
全部書き出すとキリがないのでいくつか気になった点をピックアップ。
各キャラクターのプロフィール
・林道支部長のパラメーターがまさかの60超え!!!ポジションも伏せられているしこの人マジで何者なんだ・・・?
※林道さんに関しては以前こちらの記事で考察しました。
→【ワールドトリガー】林藤支部長の強さは?考察まとめ - モラトリアム人間。
・草壁隊、まさかのオペレーターが隊長とは。SE持ちのオペがいることも示唆されてるし彼女がそうなのかもしれない。。
・加古隊と片桐隊のトリガー構成ぶっ飛びすぎでは・・・?
加古さんは以前カゲに「ファントムババア」って呼ばれていたけどそのあだ名と戦法が関係しているのかな。
・木虎がトリオン量低いことは作中でも言われてたけど、米屋とコアラも同じレベルで低くてびっくり。2人とも楽しそうに戦っているイメージだから良い意味でギャップだったなあ。
・その一方でチカちゃんのトリオン量38って、ええ!?!?
・三浦くん、幻踊使ってるの!?とか、犬飼くんスコーピオン入れてるの!?とか作中では登場していないトリガーをセットしていることがわかって楽しいですね。
・陽太郎、家族構成不明って闇深すぎでは?ボスの親戚でもないみたいだしどこから現れた子なんだろう。まさかネイバーで拾った子とか?23巻で陽太郎の出生が明かされましたね。ネイバーから来たって予想だけだけど当たっていてびっくり。
・ヴィザのパラメーターがヤバすぎて再登場して欲しくなりましたね。初見殺しとはいえあれに勝てた遊真すごいわ。
知りたいデータランキング
・入隊時期だけで考察が捗る!!!
気になったのが来馬先輩の入隊時期が思ったより遅かったこと。鈴鳴支部の設立には彼の実家の力が関わっているのかな?
あと二宮隊は少なくとも第1期東隊より遅く結成されたのだと思うけど、それにしても辻ちゃんの入隊時期が他のメンバーより早かった。女の子苦手のが災いしてチーム組めなかったのかな・・・?
・派閥グラフ、生粋の城戸派の三輪くんや華さん、玉狛によりまくってる緑川、超自由派の加古さんって感じでキャラの過去とか性格が反映されてて面白い。鈴鳴メンバーが全体的に玉狛寄りなのは、玉狛と鈴鳴が立地的に近くて一緒に任務をすることがあるってのも関係しているのかな。
・通っている高校、クラスまで見られるのが楽しい。作中でも仲の良い2人が同じクラスだったりして面白いですね。太一さとけん半崎笹森の1-Cがクッソ騒がしそう。
・モテるキャラグラフ、モテたくてちゃんとモテている犬飼がすごい。影浦と菊地原が別にモテなくていいのはやっぱりSEの影響なのかな。これ、BBF発売以降に出てきたキャラがどこに位置するかすごく気になりますね。
・成績グラフ、太刀川を下回るメンバーが・・・()
・描きやすいキャラのグラフ、元気っ子が全体的に動かしやすいに分類されているのかと思いきや緑川が動かしにくい方に分類されていて意外だった。先生が動かしやすいと思う基準が何なのか気になる。
・運動能力グラフ、当真が以外にも低かった。逆に高くて驚いたのが月見さん。そういえば好きなもの水泳だっけ。ひゃみさんと唯我は・・・頑張って・・・
・好きな異性の傾向、ぶっちぎり見た目重視の香取と唯我で笑ったw あととりまるガールズ達が総じて面食いで落ち着いている人が好きなのが面白い。天羽とかとりまるが元気っ子好きなの意外だったなあ。
Q&A
・太刀川さんのおバカエピソードの数々がなかなか強烈でした。日常生活大丈夫?
・小南の唯一?作れる料理がチキンカレーで、遊真の1番好きな食べ物も小南の作ったチキンカレーということにホッコリ。
・風間さんの天然エピソードが好きすぎるwポストと戦ったって何ww
・あらゆる女子を平等に好きになるさとけん、好きな異性の傾向グラフを見たらど真ん中に陣取っていたw
・好きな女性の前でカッコつけられないレイジさん、19巻でその様子が出てきたけど流石にあんなに挙動不審になるとは思ってなかったw
・加古さんの創作チャーハン、ちゃんとアタリもあってよかった。堤は2割の確率で死ぬリスクを冒してチャーハンにチャレンジしてるのか・・・。そしてハズレを引かない来馬先輩、さすが聖人。
・村上くんがボーダーに来た際に「どこでも良いです」って書いたの、何か闇を感じないか・・・? 本当に来馬先輩に出会えてよかったね。
・合成弾、「やってみたら出来た」なの本当に天才としか言いようが・・・
正直書き足りない気持ちはあるのですがやめておきますw お付き合いしてくださった方ありがとうございました。
あとがきにちらっとBBF第二弾の話が出ていたのですが、もしあるのであれば楽しみですね。とはいえ葦原先生は体調を第一にしていただきたいので、無理の無い範囲で今後も執筆活動を続けてもらいたいです。